*福田美術館入口(2020/1訪問)
今回は京都嵐山に2019年10月にオープンした「福田美術館」について紹介します。
こちらの美術館は京都出身の実業家が地元に恩返ししたいとのことで開いた美術館です。
和をイメージしつつもすっきりとした建物と庭からなり、嵐山の風景に違和感なく溶け込んでいます。
建物はポーラ美術館(箱根)や新江ノ島水族館をデザインした安田幸一氏の設計、庭は三谷康彦氏と無鄰菴の管理も行っている植彌加藤造園の作庭になります。
肝心の絵画は、江戸から近代にかけての日本画家のものが中心で、美術に詳しくない自分でも知っている画家の絵が多くありました。
一例を示します。
葛飾北斎「大天狗図」
こちらの絵が個人的には一番印象深かった絵です。葛飾北斎の富士山以外の絵を見ることってあまりなかったので。
説明文に書かれていた”江戸時代に描かれたアメコミヒーロー?”という文も印象的でした。
伊藤若冲「群鶏図押絵貼屏風」
美術館のメインの作品の1つですかね?
全部で12枚からなる鶏の絵で、力強い躍動感があります。
横山大観「富士図」
橋本関雪「睡猿」
銀閣寺前の白沙村荘も有名な橋本関雪の猿の絵です。
白沙村荘訪問時に関雪の猿の絵が見られなかったのでこちらで見れて良かったです。
他にも与謝蕪村や円山応挙、俵屋宗達、竹久夢二などの絵が見られます。
こちらの美術館のいいところはほとんどの絵が撮影OKなところです。
訪問時に撮影がダメだったのは2点のみでした。
写真に残せると後でどんな絵だったか、何を見たかが思い出せるので助かります。
奥には桂川や嵐山が望めるカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」も併設されているので、景色を見ながらゆっくりするのもいいですね。
少し古いですが、参考までに訪問時のメニューを添付します。
(最新メニューは上記リンク先の公式サイトにあります)
基本情報
開館時間 Open:10-17(入館は16:30まで)
休館 Close:火曜(Tue)祝日の場合は翌日が休館、年末年始他
料金:一般・大学生:1300円、高校生:700円、小中学生:400円
詳細は公式サイトをご確認ください。
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認していますが、最新の情報をご確認ください。