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今回は京都市北区紫野今宮町にある今宮神社を紹介します。
今宮神社の場所には平安京遷都(794年)前から疫病や災厄を鎮めるために疫神スサノヲノミコトを祀った神社があったと言われています。遷都後も度々疫病が流行り、1001年にコトシロヌシノミコト、オオナムチノミコト、クシナダヒメノミコトを御祭神として今宮神社が創建されました。当時疫災を収めるために行われていた御霊会が今宮祭として今も行われています。
境内は広く、いくつか見所があるので紹介します。
こちらは御祭神である3柱を祀った本社です。春には桜が咲き華やかになります。
(こちらの写真は2023/4/2)
こちらはスサノヲノミコトを祀った疫社です。
また、今宮神社は玉の輿神社とも呼ばれています。江戸時代の西陣の八百屋に生まれたお玉さんが徳川家光の側室となり、5代将軍綱吉の母・桂昌院となったことが由来とのことです。
お玉さんは神社の復興にも力を入れていたようで、境内にはその一つとしてお玉の井(左手前)がありました。右奥に見える朱塗りの門が楼門です。
こちらは桂昌院の碑です。
授与所にはお玉さんに由来する玉の輿守もありました。色々な色があり、お玉さんが八百屋さんの生まれだからか野菜の絵が描かれていました。
御朱印にもいくつか種類があり、今回はこちらの宝船の御朱印を選択しました。紙をいただいて境内にある11社分の印を自分で押します。数が多いので間違えないように気を付けてください。
あと、境内には阿呆賢(あほかし)さんと言われる石があります。こちらにも忘れず訪れてください。
この石には二つの役目があり、一つ目は、石を撫でて身体の悪いところを擦ると良くなると言われていて、もう一つは、最初に3度石をたたいて持ち上げ、次に願いを込めて3度撫でて持ち上げた時軽くなれば願いが叶うと言われています。
残念ながら軽くは感じませんでした…
最後に、今宮神社を訪れた際に是非寄って欲しいのが、東門から出たところにあるあぶり餅屋です。
参道沿いに2軒あり、1軒は1000年創業の一文字屋和輔さんで、もう1軒は江戸時代創業のかざりやさんです。
2軒で食べ比べたかったのですが、どちらも混んでいたので今回は一文字屋和輔さんでいただきました。
餅は店先で炭火で焼かれているので、においにつられて寄らないわけにはいかない感じです。
餅は白味噌味で香ばしくて美味しいです。お茶もついてきます。昔は無病息災を祈って食べられていたそうです。
お店の屋根瓦の人形がお客さんをいっぱい呼びこんでそうでした。
少し北にありますが、今宮神社とあぶり餅のセットで訪れてみてください。
駐車場は有料のコインパーキングが東門近くにあります。道路からの出入り部分が狭くなっているので、気を付けてください。
*内容は訪問時(2024/3末)のものです。記事作成時にも確認していますが最新の情報をご確認ください。