今回は以前から気になっていた両足院の坐禅体験に参加したので紹介します。
両足院は風神雷神で有名な建仁寺の塔頭寺院です。
普段は非公開の寺院ですが、坐禅体験に参加するとお庭も拝見できます。
坐禅体験は両足院の公式HPから申し込めます。
坐禅体験|京都建仁寺塔頭両足院|座禅体験・庭園の特別拝観(特別公開)・樹木葬
坐禅体験
これまでマインドフルネス関係の本は読んだことがあるものの、坐禅は初体験でした。
朝8:30開始のため(10時までの90分間)10分前に到着。場所は建仁寺法堂の丁度東辺りです。
受付後、方丈に進んで参加者が揃うのを待ちます。その間、自由でしたのでお庭を眺めて待ちました。
時間になると方丈内に並べてある座布団に座ります(場所は自由)。
今回坐禅について教えていただいたのは品部東晟さんでした。
まずは坐禅の説明から始まり、その流れで坐禅が始まります。
坐禅とは自分や周りの状況を観察することが基本とのことでした。
坐禅というと何も考えずに無になるイメージですが、実際何も考えないなんてかなり無理があるので、穏やかに自分をよく観察(感じる)すれば良いそうです。
それでも気が散る場合は自分の呼吸に集中し、呼吸を数えると良いとのことでした(呼吸は腹式呼吸で行います。これを数息観というそうです。)。
坐禅自体は15分程度だったと思いますが、その間品部さんが警策を持って回ります。
この体験では集中してなさそうな場合に打たれるのではなく、気が散った時に自分から手を合わせてお願いすると打たれるので、いきなり打たれる心配はありません。
自分も一度お願いしました。警策で打たれるのはこれまで肩だと思っていたのですが、背中でした。強さは軽く痛いぐらいですので問題ないかと思います。
坐禅が終わったあとの残りは自由時間で(この日は20分程度でした)お庭を眺めるも良し、坐禅を続けるのも良し、早目に退出するのもOKです。
自分は時間までのんびり写真を撮ったりしていました。
見所を少し紹介しますと、入口から入って方丈に向かうとすぐ右手に閼伽井庭があります。
方丈の東から南にかけては緑の松が美しい枯山水の庭園が広がります。
北側には池泉回遊式の庭園が広がります。
こちらの庭園は植物の半夏生が有名で、初夏に葉が白くなるころに特別公開が行われますので興味がある方は是非予約してはいかがでしょうか?
思っていたよりお庭は広めで、北側から東側をパノラマで撮るとこんな感じです。
今回坐禅を行った感想ですが、申し込むときは90分は少し長いと思いましたが実際体験してみるとあっという間の90分でした。
また、坐禅を行った後は何となく心にゆとりができたような気がします。
今回の坐禅体験は期待以上でした。たまには体験型の観光も愉しいですね。
基本事項
おまけ
両足院入口にある毘沙門天堂の狛犬は寅です。珍しいですね。
また、授与所には寅のおみくじもあります。かわいかったので2つ購入。黄色い寅は他でもあるけど白はここにしかないよと言われたのですが、その後訪れた松尾大社に白い寅みつけました…(模様は黒だったので少し違いますが)
白虎みくじ 授与再開 | 松尾大社 - MATSUNOO TAISHA
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認していますが最新の情報をご確認ください。