今回紹介する大河内山荘庭園は、桂川沿いの嵐山公園の北側、野宮神社横の道を西に進んで嵐山竹林の小径を抜けたところ(天龍寺北門から出て西(左))に入口があります。
見どころ
百人一首で有名な小倉山にある、昭和の俳優”大河内傅次郎”の邸宅跡地で、少し広めの日本庭園になっています。
こちらの庭園は大河内傅次郎が映画の出演料をつぎ込んで、30年掛けて自分で造営したお庭です。只々羨ましいです…
約20年ぶりに訪れましたが、GWだったこともあり新緑が美しく、ホトトギスやその他の鳥も鳴いていて、のどかで自然を感じられました。
入り口前の竹林は観光客でいっぱいですが、庭園内はそれほど混雑していませんでした。
基本的に作りこんだ庭園というよりは、松や楓、その他木々に囲まれた小道を散策する感じです。
山門入口で拝観料を払った後進むと、右手に抹茶席、左手に資料館がありますが、先に庭の散策を行いました。中門をくぐるとその先に庭が続きます。
・中門(2023/5)
少し進んだ先の開けたところに大乗閣があります。こちらの建物は寝殿造、書院造、数寄屋造などの様式を合わせた建物です。残念ながら中には入れません。
さらにお庭の中を進んでいくと茶室「滴水庵」があります。滴水庵の前は苔庭になっていて、苔と楓の緑が美しかったです。紅葉の時期もきっと美しいですね。
茶室から登ると展望台のようなところに出ます。ここからは嵐山が見渡せます。
山の中腹にある建物は大悲閣(千光寺)です。
さらに先にある東屋からは仁和寺や大文字山など市内が見渡せます。
後は下って抹茶とお菓子をいただき一休みしたあと資料館を回って終了です。
この日はお天気も良く暑かったのですが、外の席でいただきました。
外でいただく抹茶も清々しくていいですね。
他の嵐山周辺の観光スポットと比較すると人も少なめなで、抹茶とお菓子もいただけて、自然をゆっくり感じたい方におすすめです。
基本情報
庭園公開時間:年中無休 午前9時~午後5時
拝観料:大人1000円 小・中学生500円 抹茶・菓子付き
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認していますが最新の情報をご確認ください。