白砂に大小15個の石を配した枯山水の石庭があまりにも有名な龍安寺。
あのエリザベス女王も訪問されたとか。
今回はこの龍安寺を紹介します。
見どころ
龍安寺は臨済宗妙心寺派のお寺で山号は大雲山です。
元々は貴族である徳大寺家の別荘だったところに室町幕府の管領で応仁の乱の東軍の総帥でもあった細川勝元が創建しました。
嵐電龍安寺駅から北へ約600m(徒歩で8分程度)歩いたところにあります。
山門入ってすぐにある鏡容池とその周辺の庭園は国の名勝庭園で、鏡容池は菖蒲が咲く時期が特に映えます。昔はおしどりがいたためおしどり池とも呼ばれていたそうです。
何年か前に訪れた際に水分石の上で二段になってひなたぼっこをしていた亀がゆっくり池にずり落ちていったのが忘れられない思い出になっています。
個人的には石庭もいいですが、庫裡の前の楓で覆われた石段の景色が好きです。
紅葉はまだ見たことがないですが、きっと美しいですね。
一番上の写真にもある方丈前の枯山水の石庭は、幅25m、奥行き10mの中に綺麗に線が引かれた白砂と15個の石が配置された庭です。誰がいつどのような意味を込めて作庭したかは不明だとか。
虎の子渡しとか七五三の石組とか、あるいは、心の字を表しているとか所説あるそうですが、どうとらえるかは見る人の自由ですね。
方丈の縁側に座ってゆっくり静かに眺めたいですが、やはり人気の庭なので人もいっぱいです。
現在(2022)公開されているこちらの方丈の襖絵は、細川護熙元首相の作です。
方丈の奥には銭形のつくばいがあります。こちらはあの水戸黄門である水戸光圀が寄進したと言われているつくばいのレプリカです。
今回はさらに仏殿と西の庭が特別公開されていたのでそちらも紹介します。
仏殿と西の庭は方丈の西側にあります。
仏殿の写真は撮れなかったのですが、係員さんの説明によると1981年に再建されたもので柱は樹齢1000年を超える台湾檜を使用しているそうです。
仏殿の西に西の庭があり、龍安寺を創建した細川勝元の木造が設置されています。
金閣寺と仁和寺を結ぶきぬかけの路の途中にあり、近くには妙心寺などもありますので、併せての散策がおすすめです。
基本事項
参拝時間:3~11月:8~17時、12~2月:8時30分~16時30分
拝観料:大人・高校生 500円 小・中学生 300円
駐車場あり(石庭拝観者に限り1時間無料)
*コロナの影響で変更されることがありますので公式サイトで御確認ください。
公式サイトはこちらです。大雲山 龍安寺|Ryoanji
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認していますが、最新の情報をご確認ください。