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期間限定特別公開の京都「大徳寺・黄梅院」の見所を紹介。 (Kyoto, Daitokuji, Oubaiin)

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・大徳寺黄梅院前庭(2019/12/1)

今回は大徳寺の塔頭寺院である黄梅院(臨済宗大徳寺派)を紹介します。

同じく大徳寺の塔頭寺院である高桐院の紅葉を見ようと訪れた際、期間限定で公開されているとのことで立ち寄ってみました。

門からは前庭部分しか見えず、しかも、中は写真撮影不可(前庭はOK)とのことでしたので、入るか悩んだのですが、入って正解でした。

見どころ

黄梅院は1562年に織田信長が父信秀の供養のために建てた黄梅庵が基で、後に秀吉などが手を加えて黄梅院となりました。

入口からも見えますが、前庭は苔ともみじからなる庭で、秋の特別公開時には紅葉が楽しめます。

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前庭の隅にある鐘楼の鐘は、加藤清正が朝鮮出兵から持ち帰ったものだと伝えられています。

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前庭だけでも十分楽しめますが、中は思っていたよりも広く、見所も多いです。

写真は撮れなかったので言葉だけで簡単に紹介します。

中の庭園は「直中庭(じきちゅうてい)」といい、茶道家として有名な千利休が作庭したそうです。お茶だけでなく、庭のデザインもされていたのですね。

枯山水の庭園には、秀吉の馬印でもあった瓢箪の形をした池もあります。

縁側に座ってのんびりお庭を眺めることができます。

また、こちらの庫裡(僧侶の居住場所、台所(重要文化財))は秀吉の五大老だった小早川隆景の寄進により建てられたもので、大徳寺内に現存するものでは最古のものです。

他にも茶室「昨夢軒」や方丈庭園、水墨画で有名な雪舟の影響を受けた雲谷等願作の襖絵(複製)などまだまだ見所がありますが、黄梅院の中には何人かの説明員の方がいて、これらの見所について丁寧に説明していただけます。

特別公開期間に京都を訪れる際は是非立ち寄ってみてください。 

基本情報

秋の特別公開:2020/10/3~12/6  10:00~16:00(拝観休止日10月28日) 

拝観料:大人800円、中高生400円

JR京都駅からは、市バスだと次の行き方があります。
A3のりばから206系統、千本通、北大路バスターミナル行き(約45分)

B2のりばから101系統、二条城・北野天満宮・金閣寺行き(約50分)

B3のりばから205系統、西大路通、金閣寺・北大路バスターミナル行き(約55分)

いずれも大徳寺前下車徒歩約5分

車の場合、大徳寺総門前(大徳寺の東側の通り沿い)に大徳寺の有料駐車場があります。

*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認しておりますが最新情報をご確認ください。

Introducing Oubaiin, the tower temple of Daitokuji.

Oubaiin is open only during the autumn special opening season.

Inside, there are many highlights such as the front yard made of maple and moss, the garden "Jikichutei" by Sennorikyu, the tea room, the kuri (kitchen), and the fusuma paintings.

*The content is at the time of article creation. Please check the latest information.
by Hanzo