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法然院 山門の茅葺と紅葉のコントラストが美しい(Kyoto,Honenin)

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・法然院山門(2018/11末)

哲学の道から山側に少し入った所にひっそりとたたずむ法然院について紹介します。

鎌倉時代の初め、鹿ケ谷の草庵で法然が弟子の住蓮・安楽とともに六時礼讃(ろくじらいさん:阿弥陀仏を昼夜に六回拝む)を勤めたのに由来するそうです。(引用:京都・観光文化検定試験公式テキストブック 淡交社)

浄土宗系の単立寺院で、本尊は阿弥陀如来です。

法然院の見どころ

一番のおすすめは趣のある山門です。

茅葺屋根で苔むした感じがいいですね。

特に紅葉時期には赤くなった楓の葉と山門がいい風景をつくります。

これだけでも寄る価値があると思います。

しかも境内は無料です!

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・法然院山門前の参道(2018/3)

山門をくぐり抜けると参道沿いに水を表す白砂壇(びゃくさだん)があります。

白砂壇は水を表し、間を通ることによって心身を清める意味があるそうです。

表面の模様は季節によって変わります。

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・左(or上):桜(2018/3末)、右(or下):楓(2018/11)

4月と11月の2回、伽藍内の特別公開があります。

本堂内の阿弥陀如来像、方丈内襖絵、方丈庭園などを見ることができます。

襖絵はもと伏見の後西天皇の皇女の御殿から移築されたもので、狩野派の画家で有名な狩野永徳の長男狩野光信作と言われています。

方丈庭園は池泉式の庭園で、中央付近に石の橋(中橋)があり、橋より向こうが仏の世界、手前が人間世界を表しています。

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・方丈庭園(2019/11)

橋の向こうの石3つは本堂内と同じく阿弥陀三尊像を表していて、真ん中の高い石が阿弥陀如来、手前の2つが観音・勢至両菩薩です。

三尊石の後ろあたりには善気水と言われる水が湧き出ています。休憩所ではこちらの水でいれたお茶が飲めますのでいただいてみてください。

また、この位置↓から見ると池がちょうど心の字を表すそうです。

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休憩所前には椿の庭があります。春の公開時期には美しい椿の花が見られると思います。

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こじんまりとした寺院ですがいたる所におもてなしがほどこされていると思います。

哲学の道方面を散策される際には是非寄ってみてください。

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基本事項

場所:京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地

参拝時間:6:00~16:00

入山料:境内無料(通常時は本堂縁側からの参拝)

伽藍内特別公開:4月1日~7日 9:30~16:00 500円、11月1日~7日 9:00~16:00 800円 

京都駅からの場合、市バス 急100系統 法然院町下車徒歩約5分、17系統、5系統 浄土寺下車徒歩約10分

銀閣寺、哲学の道などと合わせての散策がおすすめです。

参考文献
法然院のホームページ、拝観パンフレット、京都・観光文化検定試験公式テキストブック(淡交社)

*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認しておりますが、最新の情報をご確認ください。  

This is an introduction of Honen-in, which is quietly set in a place just a little from the Philosopher's Walk.

The best recommendation is the quaint Sanmon gate(temple gate).

I like the moss on the thatched roof.

Especially during the autumn, red leaves of maples and Sanmon gate create a good landscape.

If you are strolling along the Philosopher's Walk, please stop by.

Opening hours: 6:00 – 16:00

Admission fees: Free

From JR Kyoto station to Honen-incho bus stop (Kyoto city bus exp.100) or Jodoji bus stop(Kyoro city bus 17 or 5)

*The content is at the time of article creation. Please check the latest information.

by Hanzo