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静寂の中にある美しさ 京都大原三千院 (Kyoto, Ohara, Sanzenin)

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・宸殿前の有清園の紅葉と往生極楽院(2018/11末 Yuseien & Ojogokurakuin)

京都大原三千院というとなぜか女性の声で歌が浮かんできて、続けてまんが日本昔話の歌が流れてしまいます…

気になって調べたら前者は「女ひとり」という曲で、さらに同じように日本昔話の冒頭に似てると感じてる人が結構いるようでした。

今回はその京都大原にある三千院を紹介します。

三千院の由来ですが、延暦年間(782~806)に最澄(伝教大師)が比叡山東塔に建てた草庵とされています。

その後各地を転々とし、名前も変えながら明治時代に大原に移り、三千院として今に至るようです。

三千院は妙法院、青蓮院とともに天台宗の三門跡の一つです。

三千院のおすすめポイント

有清園(宸殿前から極楽院を望む)

宸殿前にある有清園は池泉回遊式庭園で、緑の苔とまっすぐに立った杉や檜の木立の奥に極楽院を望む景色が有名です。

特に紅葉の時期には、目の前の紅葉したもみじと杉の緑、足元の散ったもみじの葉と苔の緑のコントラストが美しいです(最初の写真)。

宸殿のご本尊は最澄作と伝えられる秘仏薬師瑠璃光如来です。

往生極楽院阿弥陀堂(重要文化財)

阿弥陀堂の本尊阿弥陀三尊像は国宝で、阿弥陀如来の右の観世音菩薩と左の勢至菩薩大和坐りと言われる少し前かがみに正座した珍しい形をしています。

天井は三尊像を納めるために船底型になっていて、そこには極楽浄土に舞う天女や菩薩の姿が描かれています。

阿弥陀堂から弁財天にかけての庭の足元にはかわいいわらべ地蔵がありますのでお忘れなく。

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聚碧園

客殿前にある池泉観賞式庭園の聚碧園は、江戸時代の茶人金森宗和の修築と伝えられており、こちらも秋には紅葉が美しい庭園です。

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弁財天・紫陽花苑・金色不動堂・観音堂

阿弥陀堂から少し上ると、弁財天、紫陽花苑、金色不動堂、観音堂があります。

弁財天は京の七福神の一つです。

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紫陽花の季節以外にもさざんかなど色々なお花もありますので、観音堂まで足を延ばすことをおすすめします。

三千院の基本事項

京都駅から地下鉄で国際会館駅に行き、京都バス19系統大原バス停まで。そこから徒歩10分ほどです。

京都駅からバスの場合、京都バス17系統で約1時間、大原バス停下車です。

叡山電鉄で出町柳から八瀬比叡山口に向かい、そこから京都バス19系統で向かうことも可能です。

いずれにしても大原行のバスの本数は少ないので、時刻表を見て行動された方がいいです。

車の場合、三千院には駐車場がありません。近隣の駐車場にとめることになりますが、おおよそ500円ぐらいです。

できるだけ近い方が良い場合道は狭いですが観光駐車場、大原三千院前駐車場があります。

拝観料:大人700円、中高生400円、小学生150円

参拝時間:9:00-17:00(11月 8:30~17:00、12~2月 9:00~16:30) 

近くの宝泉院と合わせての散策がお薦めです。