・瑞泉寺本堂(2020/2)
鎌倉の中心にある鶴岡八幡宮から東に約2kmいったところにある瑞泉寺を紹介します。
2kmって歩けなくはないけれどちょっと遠いこともあって訪れる人は少なめで、静かに散策したい人にはおすすめです。
瑞泉寺の見所
瑞泉寺は臨済宗円覚寺派の寺院です。
開山は夢窓疎石(夢窓国師)で、1327年に建てられました。
山号の錦屏山は、まわりの山の紅葉が錦の屏風のように美しいことからつけられたようで、夢窓疎石がこの地を選んだのも同様の理由だと言われています。
夢窓疎石は後醍醐天皇や足利尊氏からも信頼されていた僧であるとともに、作庭家でもあり、本堂の裏に岩を削って庭を作ったそうです。
他にも京都の天龍寺の庭なども作庭していて、マルチな才能を発揮していました。
今はその庭が復元されていますが非公開となっています。
当時はどんな庭だったのか気になりますね。
・瑞泉寺庭園
境内には四季折々の花が咲いていることが多く、特に梅は山門入ってすぐと本堂前に多く植えられているので、満開の時期には梅のいい香りがします。
・山門くぐってすぐの梅(左)と参道(2019/8)
・瑞泉寺の花々(2020/2)
また、山門から本堂途中の坂にある階段はすり減って苔生した石段が歴史を感じていい雰囲気を醸し出しています。
鎌倉中心部からは少し離れていますが、報国寺などと合わせて少し足を延ばしてみてはいかがでしょう?
基本事項
山門入ってすぐの境内に数台分の駐車場があります(無料)。ただ、山門前の道は狭いので幅の広い車は気を付けた方がいいかもしれません。
・山門前の道
拝観料:大人200円、小中学生100円
拝観時間:9:00-17:00(受付は16:30まで)(年中無休)
公式サイト:臨済宗円覚寺派 鎌倉 瑞泉寺
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認しておりますが、最新の情報をご確認ください。