ここ数年、秋のお彼岸が近づいてくるとInstagramを通じて彼岸花(曼殊沙華)の写真を目にすることが増えてきました。
特に埼玉県日高市にある巾着田曼殊沙華公園は一度は訪れてみたい場所の一つです。
彼岸花って咲く時期からか花の色からかあまり良い印象を持たれないことが多いような気がしますが、個人的には真っ赤な色の花弁、赤く曲線を描くしべなど美しいなと思ったりします。
巾着田ほど密集して多くの彼岸花が咲いているところは稀なもののドライブがてらどこか彼岸花が咲いているところはないか探してみました。
その結果、伊勢原市の寺院「日向薬師」の近くに彼岸花の群生地があることが分かり、先日訪れたので紹介します。
伊勢原市の観光サイトによると、こちらの日向地域には何カ所か彼岸花の群生地があります。今回は日向薬師に最も近い場所を訪れました。
日向の自然・花 | 日向エリア | (一社)伊勢原市観光協会 公式ホームページ
彼岸花は密集して咲いているというよりは畦道沿いに多くの花が咲いているという感じです。所々数が多いところはあります。
雰囲気はこんな感じです。
他の地域にはいかなかったのですが、十分彼岸花を楽しめました。
観光協会の紹介ではいくつかの群生地を歩いて回れそうでしたが、車でも少し距離がありましたので、ハイキングがてら歩くつもりの方が良いかもしれません。
幾つかマクロレンズ(タムロン SP 90mm F/2.8 Model F017使用)で撮影した彼岸花載せます。
1点後悔があるとしたら望遠レンズを持ち合わせていなかったので黒アゲハと彼岸花をアップで撮れなかったところでしょうか?また次回の楽しみにしておきます。
続いて日向薬師について紹介します。
日向薬師は正式名称を「日向山 宝城坊」といい、716年に僧の行基によって開かれた寺院です。
諸説あるらしいですが、日本三薬師の一つと言われていて、源頼朝やその妻北条政子なども参拝したそうです。
駐車場は本堂横にありますが、是非山門から歩いて欲しいと思いました(足腰が問題なければですが)。
朱く塗られた仁王の立つ仁王門(山門)を潜ると、磨り減って苔生した年季のある石畳の登り路が続きます。
途中何カ所か大山の登山道と同じく牡丹岩が見られました。
最後の階段を上りきると本堂(薬師堂)です。
こちらを参拝された際には是非本堂内の薬師如来像と十二神将像をご覧ください。
撮影禁止のため写真は無いですが、失礼ながらこれほどまでに立派な像があるとは思っていませんでした。
京都の仁和寺で像を見た時と同様、立派だと思った彫像です。
公式HPによると薬師如来像は江戸時代の作、十二神将像は平安時代の作となっております。
あと、彫刻or仏像好きなら併せて隣の宝殿にも是非寄って欲しいです。
有料ですが、こちらにも薬師如来像、日光、月光菩薩像、四天王像、十二神将像などがあります。どれも迫力があり、今にも動きそうです。
この後大山阿夫利神社に参拝しましたが、日向薬師、彼岸花共に楽しめました。
また来年も訪れてみたいと思います。
日向薬師公式HPはこちらです。日向薬師
*駐車場は15台程度で彼岸花の時期は混みます。周辺道路も狭いので気を付けてください。
*内容は訪問時(23/9)のものです。記事作成時にも確認していますが最新の情報をご確認ください。