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小田原文化財団江之浦測候所の夏至光遥拝の会体験記

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写真家や建築家、現代美術作家としても知られる杉本博司氏が監修した江之浦測候所
名前は測候所となっているので天候の計測施設のようですが、屋外にある建築を交えた展示施設です。
通常午前、午後の見学となっていますが、冬至、夏至、春分、秋分の日は早朝見学が可能です(抽選です)。
今回こちらの夏至の日に行われた夏至光遥拝の会に参加できたので紹介します(江之浦測候所については別途紹介します)。

夏至光遥拝の会は夏至の日の早朝、日の出前(4:00時)に開場となります。そのため車で訪れる必要があります(日中は最寄りの根府川駅から送迎バスがありますが、まだ電車は動いていない時間ですので)。

なぜ夏至の日の早朝に開かれるかというと、こちらの江之浦測候所のメイン展示施設として、夏至の日の出後に太陽の光が一直線に差し込む100mギャラリーという建物があるからです(冬至の日には鉄製の冬至光遥拝隧道という建築物に光が差し込みます)。

こちらが100mギャラリーです。
片面が石で出来ていて、もう片方は全面ガラスで出来ています。

4:00時になると門に並んでいた順に敷地に入ります。
100mギャラリーは入ってすぐ右手にありました。
参加者は20〜30人程度でした。
100mギャラリーには入れず、入口前で日の出を待ちます。日の出は4:28分ごろでしたが、おおよそ半分ぐらいの方がギャラリー前で待ち、残り半分ぐらいの方がその他の場所に見学に行かれているようでした。

今回は初めての参加でしたので、ギャラリー前で待つことにしました。
4:00の様子はこちらです。

少し暗めに撮っていますが、東の空は明るくなってきています。
こちらが4:28の様子です。少し太陽が見え始めました。

こちらが4:33頃の様子です(切抜)。
この日は運良くしっかり太陽を見ることが出来ました。

ギャラリーの中を太陽が通過するのは数分間です。
通過後その場を離れようとした時、施設の方がこれからギャラリーの中を陽が差し込みますよと言われたので、少し待ちました。
こちらがその時の写真です(4:44頃)。


光が差し込み、ギャラリーのガラスに反射して綺麗でした。
これも計算しての柱のない全面ガラス張りなのですね。

その後は施設内を散策しました。

かなりの早起きでの参加となりましたが、参加できて良かったと思います。
次回は冬至に参加してみたいと思いますが、冬至光遥拝の会の方が抽選倍率は高いそうです(日の出時刻も遅く、電車が動いているため参加可能な人が増えるため)。

今後、夏至光遥拝の会に参加される方に1点気をつけていただきたいことがあります。
施設は山の中にあるため、蚊が多いです。日の出を待つ間じっとしていたらかなりの箇所刺されました。肌を隠すなど虫除け対策が必須でした。

公式サイトはこちらです。

*内容は訪問時(2025/6)のものです。記事作成時にも確認していますが、最新の情報をご確認ください。

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