・八坂庚申堂(2021/4)
インスタグラムなどでカラフルな写真がよく紹介されている八坂庚申堂を紹介します。
・八坂庚申堂門前から八坂の塔を望む
八坂庚申堂は東大路通りから八坂の塔(法観寺)に向かって坂を上る途中、右手にあります。
正式名称は大黒山金剛寺庚申堂で庚申とは干支のかのえさるを意味し、庚申信仰につながりがあるようです。
詳しくはお寺のサイトや庚申信仰、庚申待などを検索していただければと思いますが、庚申信仰を簡単にまとめると、庚申の日に体内の三尸(さんし)の虫が当人が寝ている間にその人の悪事を天に報告するため、庚申の日は寝ないで過ごしたそうです。一晩起きてるのつらいですね…
門をくぐると境内にはいっぱいカラフルなお手玉ぐらいの大きさのものがところ狭しと吊られています。
こちらのカラフルなお手玉のようなものはくくり猿と言われるもので、猿が手足を縛られた姿です。
なぜ手足を縛られた猿かというと、猿は庚申さん(本尊)の使いですが、猿と人の落ち着かない心を重ねていて、猿を縛るように落ち着かない心をコントロールすることで集中して願いをかなえられるようにとのことです。
手足を縛られた猿だと思うとちょっとかわいそうな気もしますね。
このくくり猿は500円で販売されています。皆さんも願い事を書いて奉納してはいかがでしょう。
清水寺や高台寺、八坂の塔などの近くにありますので、あわせての参拝がおすすめです。
基本情報
京都駅からバスの場合、市バスで清水道下車、北に20mぐらいのところにある最初の信号を渡ると正面に八坂の塔が見えるので、塔に向かって登ると右手にあります。
開門時間:9:00-17:00
参考文献:八坂庚申堂公式サイト
http://www.yasakakousinndou.sakura.ne.jp/index.htm
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認していますが、最新の情報をご確認ください。