・実光院客殿より南側にある庭「契心園」を望む（2019/12/1）
欄間には「三十六詩仙」の絵がある
三千院の入り口を超え、突当りの勝林院手前、左手にある実光院を紹介します。
実光院は規模や雰囲気は近くの宝泉院に似ています。
勝林院の僧坊の一つで、元は道を挟んで向かい側にありましたが、他の僧坊である普賢院や理覚院と統合する形で現在の場所に移転されたそうです。
その実光院の見所を紹介します。
実光院の見所
客殿の南に位置する契心園は江戸時代に作られたお庭で、池が三途の川、その向こうは極楽浄土を表しています。
拝観料にプラス300円で抹茶とお菓子がいただけますので、客殿でお茶をいただきながらお庭を堪能することができます。
窓や壁もなく、開放的な空間が広がります。
客殿の欄間には三十六詩仙の絵と詩が飾られていて、詩仙堂を思い出します。
客殿の西にも庭があり、サンダルを借りて散策することが可能です。
大原の山を借景とした開放的な庭園です。柿の木も古くて味がありますね。
庭には不断桜という桜があり、秋から春まで花を咲かせるそうです。
紅葉を楽しみつつ桜も楽しめます。
お茶をいただいて庭を散策して20分ほどです。
三千院まで訪れたら合わせて訪ねてみてはいかがでしょう？
実光院の基本事項
京都駅から地下鉄で国際会館駅に行き、京都バス19系統で大原バス停まで。そこから徒歩10分ほどです。
京都駅からバスの場合、京都バス17,18系統で約1時間、大原バス停下車です。
叡山電鉄で出町柳から八瀬比叡山口に向かい、そこから京都バス19系統で向かうことも可能です。
いずれにしても大原行のバスの本数は少ないので、時刻表を見て行動された方がいいです。
車の場合、実光院には駐車場がありません。近隣の駐車場にとめることになりますが、おおよそ500円ぐらいです。
できるだけ近い方が良い場合道は狭いですが観光駐車場、大原三千院前駐車場があります。
拝観料：大人500円（中学生以上）、小人300円
＋300円で抹茶、御菓子付
参拝時間：9:00－16:00（11月は16:30まで）
＊公式サイトはこちらです。
Introducing Jikkoin near Sanzenin.
Jikkoin is a temple built as a SOBO(living quaters used by monks) of Shorinin.
It's small, but you can have a cup of green tea, take a walk in the garden, or spend a quiet time.
Opening hours: 9:00 – 16:00 (November ～16:30)
Admission fees: Adults(Junior high school students and above) 500yen, Child 300yen
From JR Kyoto station to Ohara bus stop (Kyoto bus 17 or 18)
From Kokusaikaikan station to Ohara bus stop (Kyoto bus 19)
＊内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認しておりますが最新の情報をご確認ください。
