・茂庵カフェ(2019/8)
以前紹介させていただいた銀閣寺の西にある吉田山山頂に隠れ家のようにひっそりとたたずむ「茂庵カフェ」。
先日京都を訪れた際、少し時間もあったので久し振りに訪れてみようとお店のHPを確認すると2022年8月14日をもって閉店されるとの記事がありました。
まだギリギリ間に合うと思ってTwitterで込み具合など調べてみると、既に閉店を惜しんで集まった人達でかなりの待ち時間になっているとのことで諦めました…
こちらの茂庵カフェ、一度しか訪れる機会はなかったのですが、独特の雰囲気のある場所&お店でまた訪れたいと思っていただけに残念でした。
スタッフさんのコメントには来夏新たにオープンされるとのことでしたので期待して待ちたいと思います。
下記は以前紹介したものの一部です。参考までに。
茂庵は大正時代の実業家谷川茂次郎によって作られた茶の湯の場に由来するようで、カフェは当時の食堂棟です。
・茂庵カフェ外観(2019/8)
吉田山は吉田神社のある小高い山で、茂庵カフェに行くにはこの山を登る必要があります。
京都の町中の山ではありますが、うっそうと木が生い茂っているのでちょっと道に迷いそうになりました。
さらに、真夏に訪れたので山を登る間に汗だくに、おかげで宇治金時のかき氷(850円)が一層美味しく感じられました!
カフェは建物の2階にあり、店内は結構広く、モダンでレトロな落ち着いた雰囲気です。
お盆休みに訪れた割には混雑しておらず、運良く窓際のカウンター席に座れたので、外の緑やその向こうの京都の街を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすことができました。
・店内の様子(2019/8)
茂庵のコンセプトは市中の山居だそうです。
市中の山居とは、日常の中に非日常の空間を取り込み、その空間と時間を楽しむということを表した茶の湯の用語らしく、茂庵カフェはまさしくそのような空間になっています。
最寄りのバス停や駅からはちょっと距離があり、どこから行っても山に登ることになるのですが、街の喧騒を忘れてのんびり過ごすには良いと思います。
場所:京都市左京区吉田神楽岡町8
*内容は訪問時のものです。記事作成時にも確認しておりますが、最新の情報をご確認ください。