・大山寺(2020/11末)
今回は神奈川県伊勢原市の丹沢大山国定公園内にある大山を紹介します。
大山の見所
大山は標高1,252メートル、別名雨降山とも呼ばれています。
大山には大山阿夫利神社や大山寺があり、都心からも車で約1時間(約60km)と近く、参拝客や登山者で賑わっています。
江戸時代から「大山詣り」として人気で、江戸の人口が100万人だったころに年間約20万人が参拝したとか。随分人気だったのですね。
大山へは車、または、電車&バスで訪れます。
駐車場からはこま参道を通り大山ケーブル駅まで進みます。
こま参道は少し上りですがお土産屋さんや食事処に挟まれていて苦にならないと思います。
大山ケーブル駅からケーブルカーでは大山阿夫利神社下社まで約6分で(運行は20分間隔)、途中に大山寺駅があります。
登山を楽しみたい方はケーブルカーに乗らず登ることも可能です(自分はまだ歩いて登ったことがありません)。登山だと下社まで30~60分ほどのようです。
・大山寺本堂(2017/8)
途中にある大山寺は、東大寺の開山にたずさわった良弁僧正が開基で(755年創建)、真言宗大覚寺派のお寺です。
関東三大不動の一つと言われ、本尊の不動明王は国の重要文化財で毎月8の付く日に公開されています。
結構迫力のある不動さんですので、ご開帳日の参拝がおすすめです。
あの春日局も家光が将軍になることを祈って叶ったとか。パワーありそうですね。
大山寺本堂前の石段にはもみじが覆いかぶさるようにあり、新緑や紅葉が美しいです。
・本堂前石段(2017/8)
石段沿いの童子との組み合わせも良いですね。
(2020/11末撮影)
紅葉シーズンにはライトアップも行われます。
大山阿夫利神社は第10代崇神天皇の頃創建されたと伝えられていて、江戸時代には石尊大権現として信仰を集めた神社です。
・大山阿夫利神社下社拝殿(2017/8)
御祭神は、山の神・水の神である大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)、水神様である高龗神(たかおかみのかみ)、雷の神様である大雷神(おおいかずちのかみ)です。
下社の標高は700mほどで、下社からの眺めはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星として紹介されており、晴れていると江の島や三浦半島、伊豆など相模湾の景色が見られます。
・大山阿夫利神社下社より(2020/11)
境内には2019年オープンしたカフェ「茶寮 石尊」があり、ここから景色を眺めながらスイーツや飲み物をいただくことができます。
・茶寮石尊内より
・枡ティラミスとホットチョコレート
枡ティラミスは濃厚なクリームチーズ+抹茶です。
メニューはこちらです(2020/11時点)。
社殿の地下通路内にはご神水もあります(ペットボトルの販売あり)。
・阿夫利神社通路内神水(2017/8)
大山阿夫利神社奥社のある山頂には本殿西にある階段から向かいます。
いきなり急な階段から始まるので、ちょっと怖気づいてしまいますが…
登山道は急な個所もあり、少し歩きにくかった印象です。
途中にあるゆで卵を剥いたような石は玉ねぎ石(または牡丹岩)です。ちょっと変わってますよね。
2時間前後で頂上まで登れると思いますが、日頃運動不足の自分には結構きつかったです。
しかも11月でしたが、天気が悪くて山頂付近では霙混じりの雨に降られて寒かったです。
・大山山頂(2017/11)
おかげで山頂の茶屋でいただいたお汁粉があったかくてよかったですが。
さすがあめふり山と言われるだけのことはありますね。
・大山阿夫利神社奥社(2017/11)
山登りが好きな人は山頂までの登るのもいいですが、大山寺と阿夫利神社下社まででも十分楽しめます。
基本事項
電車の場合は小田急線伊勢原駅(北口)から4番線神奈川中央交通バス「伊10大山ケーブル」行き大山ケーブル駅(終点)で下車。
こま参道を通って大山ケーブル駅に向かいます。
車の場合、市営駐車場第一(600円)、第二(1000円)、または、民間の駐車場に停めて参道を進みます。
大山阿夫利神社のサイトはこちら
大山寺のサイトはこちら
茶寮 石尊のfacebookはこちら
https://www.facebook.com/oyama.sekison/