チョコレートってほろ苦く、でも甘くて美味しいですよね。
自分もチョコレートが好きですが、自分でカカオを育ててみたいなとかカカオの実からチョコレートを作ってみたいなと思ったことはないでしょうか?
カカオの木は一度植物店で見つけたのですが、絶対日本の家庭では育てられないだろうと思い断念しました。
一方、カカオの実からチョコレートを作る方ですが、ネットで探したところカカオ豆からチョコレートを作るキットを見つけました。
こちらです。
こちらは京都のチョコレート専門店「Dari K」が販売しているキットです。
「Dari K」はチョコレートを販売するだけでなく、インドネシアのスラウェシ島でカカオを育てるところから取り組んでいます。
単なるBean to bar(カカオからチョコレートまで一貫して製造)を行うだけでなく、チョコレートに関する様々な課題の解決に向けてサステナブルな取り組みを行っている企業です。
興味がある方は公式サイトをご確認ください。
購入は「Dari K」のサイトからも購入できますし、以下のサイト(楽天、Amazon)からも購入可能です。
早速キットを購入し、作ってみました。
結論として、
”予想通り作るのは大変で時間が掛かりましたが、想像以上に美味しかったです!”
味は少し苦みがありますが、全く嫌な苦みではなく、しかも果汁など加えてもいないのに柑橘系の果汁を加えたようなフルーティな酸味があって美味しいチョコレートでした。
作り方はDari Kさんのサイトにもありますが、実際に掛かった時間も記載しますので参考にしてください(あくまで自分が掛かった時間ですので目安までに)。
キットには、生カカオ豆(59粒ありました)、説明書(カカオについて、手作りチョコの作り方、Dari Kの取り組みが書かれています。小さなお子さんが読んでも分かりやすく記載されています。)、チョコレートを流し込む型が含まれています。
その他に準備するものとしては、フライパン&へら、すり鉢&すりこ木、鍋、砂糖(30g)です。
まず、生カカオ豆を洗います。カカオ豆からは既にチョコの香りが薄っすらします。
ボールに水とカカオ豆を入れ、米を研ぐように洗いました(約5分)。
洗った豆はタオルやキッチンペーパーで水気を取ります。
次にフライパンで焙煎します。
へらで焦げないように混ぜながら弱火で20分ほど焙煎します。
カカオ豆が冷えたら皮をむきます。手で簡単に剥くことができます。
ここまでで1時間ほど掛かりました。
すり鉢に皮をむいたカカオ豆を入れてすりこ木でつぶします。
これが重労働で、3時間ほど掛けてすりつぶしました。
ずっとすりつぶしているとだんだん下の写真のようにくっついて固まるようになるので、それまで混ぜました(混ぜ始めてここまで約3時間)。
今回は手作業でつぶしましたが、最初の細かくするところをフードプロセッサーを使うと早くて楽だと思います。
次に鍋にすり鉢が半分浸かるほどの水を入れてお湯を沸かします。
お湯が沸いたらすり鉢を入れて再びすりこ木で混ぜます。
水が入らないように注意してください。
混ぜているとカカオ豆中のカカオバターが溶けて滑らかさが出てきます。
この状態になったら砂糖を加えます(湯煎開始から30分ほどでした)。
砂糖を加えるとまた硬くなってしまいますが、さらに湯煎しながら混ぜ続けます。
砂糖を加えてから1時間半ほど混ぜたところでとろみも出てきたのと手も疲れてきたので終わりにしました。
あとは型にスプーンを使って流し込み、冷蔵庫で2~3時間冷やして取り出せば完成です!
いかがでしたか? 混ぜるのはかなり大変な作業ですが、カカオ豆からチョコを作るって興味深いと思います。
お子さんやご家族、友人と一緒に作ってみてはどうでしょう?
小さなお子さんにカカオからチョコレートができるまでをお話しするのにおすすめの本です。