今回紹介する本はアメリカの作家リック・リオーダンの「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」です。
パーシー・ジャクソンシリーズは、今回紹介するシーズン1「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」と続編となるシーズン2「オリンポスの神々と7人の英雄」、及び、シーズン3「アポロンと5つの神託」があります。
ほるぷ出版版と静山社ペガサス文庫版があり、購入時の本の帯にはシリーズ累計5000万部を超えるとありました。
今回紹介するのは静山社ペガサス文庫版の「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」ですが、いずれも訳者も同じ金原瑞人さん、小林みきさんで、対象も小学生高学年となっているので、内容は同じだと思います。
ハードカバーと文庫版の違いではないでしょうか。
参考までにですが、第1巻上末尾に”本書は、二〇〇六年四月ほるぷ出版から刊行された「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」第1巻「盗まれた雷撃」を、静山社ペガサス文庫のために再編集したものです。”と書かれています。
引用:静山社ペガサス文庫「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」1-上
肝心のストーリーについて簡単に触れます。
主人公のパーシー・ジャクソンは12歳の少年で、毎年問題を起こしては退学と転校を繰り返す問題児ではあるものの、お母さんと過ごす普通の子供でした。
しかし、校外学習に行った時から身の回りで不思議なことが起こり始め、突然自分がギリシャ神話に出てくるオリンポスの神々と人間とのハーフ(子供)だと告げられます。
その後、同じくハーフの仲間たちと冒険に出かけて神話に出てくるようなモンスターと戦ったり、数々の困難を乗り越えて何とか冒険の目的を果たすことになるというファンタジーなお話です。
ギリシャ神話に出てくるゼウスやポセイドンなどの神が実在して、しかも現代のアメリカに引っ越してきている(十二神の居所とされるオリンポス山はなんとエンパイアステートビルの上にある(600階))という設定も面白いですし、主人公がその神と人間のハーフというのも興味深いです。
主人公達は神とのハーフなので神の力がちょっと使えたり、不思議な武器や道具なども出てきます
敵となるモンスターもキマイラやミノタウロスなどいろいろです。
ハリーポッター好きな人ならはまるんじゃないかと思います。
元々はマンガしか読まない子供に少しでも文字の本を読んで欲しくて購入しました。
最初はなかなか読まず(食わず嫌いみたいな感じで)、しばらく本棚にあったのですが、一度読み始めると最後まで一気に読み終えていました。
で、自分もどんな内容か気になって読んでみると面白くて全部読んでしまいました。
親子共々続きが気になるので、この夏休みにシーズン2を読破する予定です。
小学生4,5年生ぐらいから自分で読めると思いますので、ファンタジー好きな方は親子で挑戦してみてはいかがでしょう?
各巻の題名は次のとおりです。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
1.盗まれた電撃
2.魔界の冒険
3.タイタンの呪い
4.迷宮の戦い
5.最後の神
外伝・ハデスの剣
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